第4章『では、何を食べればいいのか?』と、
第5章『パンと牛乳をやめて健康になった実例報告』の2つを
まとめていきます。
結論
結論から言ってしまうと、
人それぞれ色々な状況があるが、
まず強くおすすめしたいことは
「とにかくまず3週間、パンと牛乳をやめてみましょう」と
著者は強く主張しています。
なぜなら、パンと牛乳がもとになって体にできてしまった抗体が、
消えていく目安の期間が3週間で、3週間であれば持続もできるし、
効果を検証しやすいからで、
また中毒症状からも3週間をめどに抜けられるので、
乳製品&小麦製品の完全除去を目指していきましょうと伝えています。
少しずつ減らす事でも体調の変化を感じられる人は多いし、
もし食べてしまっても、また始めればいいので、
自分のペースでやってみましょう!
何を食べればいいのか?
大原則
体を効率よくリセットするのには、
「ご飯 + 野菜 + たんぱく質」という
3要素揃った食事で、
食べ方も血糖値を急激に上げない様に、
野菜⇒たんぱく質⇒ご飯の順番で食べるのがおすすめ。
汁物や鍋料理も、
肉、魚、野菜をいれれば栄養バランスも良くなるし、
味付けも様々で楽しめるとして、おすすめしています。
野菜=副菜
血糖値の急上昇を防げる上に、酵素もしっかりとれるので
体がリセットされやすくなる。
野菜サラダや根菜の煮物、野菜炒め、蒸し物など。
たんぱく質=主菜
メインのおかずには、肉・魚・卵・大豆製品(納豆、豆腐など)など、
調理の際に、小麦粉やパン粉、牛乳を使用しないものにしましょう。
刺身、焼き魚、煮魚、肉のステーキ、煮込み、蒸し物、ソテー、オーブン焼き、肉や魚介類の炒め物、卵焼きやオムレツなどの卵料理、冷や奴や湯豆腐や豆腐の炒め物など。
味付けは、塩、コショウ、みそ、しょうゆ、スパイス、薬味など、
その時々によってアレンジすることで飽きずに楽しめます。
揚げ物はNGです。
ご飯=主食
白米でもかまいませんが、分づき米や雑穀米だと尚良いです。
食べ方は、おかゆ、玄米がゆ、玄米スープ、雑炊などで工夫すると良いです。
おやつや調味料
最初の3週間におすすめのおやつとして、
糖質の多い輸入物(バナナやパイナップル)以外の旬の果物や、ドライフルーツ、ナッツ、ふかし芋、わらび餅などがあげられています。
また、簡単にできるおすすめデザートのレシピも紹介されています。
油について
「健康の為には油をカットすべき」という意見も多いですが、
油は人体に不可欠で、特に植物油や魚油に多く含まれる
必須脂肪酸は欠かせません。
健康の為には、良質の油は必須という事で、
ここでは、米油や玄米油、オリーブオイルなどが紹介されています。
砂糖
砂糖に関しても、血糖値が急激に上がってしまうので極力避けましょう。
完全にやめるのは難しいと思うので最小限にすべきです。
和食しかダメ???
シンプルなご飯食というと、和食をイメージしがちですが、
洋食、中華、韓国、エスニックでももちろん大丈夫です。
スパイスを効かせたステーキやソテー、カルパッチョ、
チンジャオロースや麻婆豆腐、ナムルやビビンパなども大丈夫です。
パンと牛乳をやめた結果
パンと牛乳をやめて健康になった、
5つの実例報告があげられています。
体質、生活、病状によりそれぞれ個人差がある為、
誰にでも当てはまるわけではありませんが、
パンと牛乳をやめることで起こる体の変化やその経過を知ることは、
様々な面で役立つと思います。
実際に医師である著者が患者に行った食事指導が細かく紹介されているので、
大変参考になります。
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