塩分は健康に良くないのでしょうか!?
誰もが「塩からい食事は体に悪い!」と
必ず言われたことがあると思います。
特に自分たちの親は間違いなくそう思っていますし、
テレビ番組の健康特集などでは、
「塩分の取り過ぎ」を取り上げているものも
少なくないと思います。
そのせいで日本全国の人が
「塩分の取り過ぎは体に悪い」と思っている、
洗脳されていると言っても過言ではないかもしれませんね。
塩こそが体内環境を整え、健康を保ってくれていた!!
この本を読むと、
今の日本人は、塩についてとんでもない誤解をしており、
無理な減塩による塩不足によって、
多くの人が「健康障害」を起こしているという事を
認識させられます。
また、
戦後、これだけ医学が発達したというのに、
がんをはじめとした
生活習慣病(高血圧症、糖尿病、高脂血症、その予備軍)や、
アトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギー、
免疫不全がいっこうに減らない理由が
分かりやすく書かれています。
著者のプロフィール
村上 譲顕(むらかみ よしあき)
NPO法人日本食用塩研究会代表理事、
海の精株式会社代表取締役、
日本CI協会理事。
昭和27(1952)年8月、広島因島の生まれ。
幼少より虚弱体質であったが、
19歳の時に食養(マクロビオティック)に出会い、
健康を回復する。
その体験から塩の大切さを知り、
以来、塩に関する研究と自然塩復活運動にかかわる。
昭和54(1970)年、日本食用塩研究会の設立にともない事務局長に就任。平成元(1989)年、
自然海塩流通本部株式会社(後の海の精株式会社)を設立。
現在、塩運動を更に進めるため、
自然食育推進運動の展開を始めている。
本の概要
子供のころからずっと虚弱体質であった著書。
酷い貧血で、体力なし。
胃腸が弱く、年中下痢か便秘。
体型はガリガリで骨と皮。
精神状態も不安定で、「がんノイローゼ」にかかったことも・・・。
そんな中、ある時であったマクロビオティックに興味を持ち、
「塩の秘密」を知ったことからはじまります。
日常の食事に塩を取り入れ、
「やや濃い目だけどおいしい」と思える範囲で、
塩を積極的に摂取したところ、
・胃腸が元気になった。
・すぐに気持ちが悪くなって飲めなかったお酒が飲めるようになった。
・風邪もほとんどひかなくなった。
・冷え性がすっかりなくなった。
「塩というものが、
体をコントロールする大事なミネラルの集合体であること」
そのパワーを自分の体をもって実感したそうです。
医学が発達しても
様々な病気が減らない理由は「体内環境」に原因があると
考える著者は、
減塩に対する警鐘を鳴らしており、
「塩をとると高血圧になる」説を様々な角度から
ウソと証明しており、
塩不足が日本人にもたらす影響を伝えています。
さらに、その塩でもっとキレイに、健康になる方法や、
塩についての基本知識では、塩の種類や上手な塩の選び方が書かれています。
いい塩はおいしい!!
この本を読んでから塩にこだわりを持つようになりました。
なぜこの本を手に取ったかというと、
料理をしている時、
家にあった多分スーパーで買った塩を何気なく使っていたのですが、
いつの時からか、いくら入れても味があまり変わらないし、
全然美味しく感じなかったんです。
おにぎり、卵焼き、パスタ、サンドイッチ、サラダ、とんかつ、
マクドナルドで買って楽しみに持って帰ってきたフライドポテト(笑)
気のせいかと思い、色々試しましたが、
何か微妙にまずくなるというか、
あまり変わらないというか・・・。
そこで、美味しい塩を探してみようと検索していた時に
Amazonで塩と一緒に出てきたのが、
この本でした(笑)
今のところ、気にいった塩を2種類使っていますが、
本当に味が全然違います!!!
特におにぎりととんかつは劇的に味が変わりましたし、
サラダはオリーブオイルと塩だけで食べるようになりました。
今までは、どこでも手に入る「食塩」を使っていたのですが、
今使っている新しい塩は、
海水が原料になっている塩なので、
塩を構成している成分が全く異なり、
塩味の中にも甘味や苦味を感じることのできる
「本物の塩」なのです。
ちなみに、特にまだ健康面には変化は見られませんが、
体調は常に万全です!!!
まとめ
この本はとってもおすすめです!!
塩の秘密、塩と人間の体の関係がとても分かりやすく書かれています。
体の不調をサプリメントや薬に頼るのではなく、
塩の様な頻繁に体に入れるものを見直すことも大事な事だと
改めて思いました。
今まで、塩のことなんかまったく気にした事なかったのですが、
食べていたものが同じものでも、
塩だけでこんなに変わるのかとびっくりしました。
特に、和食の味が全然違います。
それだけでも大きな発見でした!
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