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背徳の香り!?
フランス語で「昼顔」を意味する『ベル ドゥ ジュール』。
一説には、
何不自由ない生活をおくっているセレブ主婦が、
自分の欲望を満たす昼間の売春を題材にした大問題作である、
カトリーヌ・ドヌーブ主演の映画「昼顔」(1967年)をイメージした香りとも言われています。
大問題作のストーリー
美しい若妻のセヴリーヌ(カトリーヌ・ドヌーヴ)は、
医師である夫のピエールと共にパリで幸せな生活を送っている一方で、
マゾな空想にも取りつかれてもいた。
ある日のこと、
友人から上流階級の婦人たちが客を取る売春宿の話を聞いたセヴリーヌは、
迷った後に「昼顔」という名前で、娼婦として働くというストーリー。
大問題作であるにもかかわらず、
イブ・サンローランがドヌーヴの全ての衣装のデザインを担当したり、
劇中に出てくるファッションのルックが、
その後のファッションシーンに大きな影響を与え続けることになる
「ファッション・ムービーの金字塔」にもなっているという、
インパクトのある映画。
ここ日本においても、
本作から着想され、主婦の不倫を描くテレビドラマとして人気がありますが、
このメゾン クリスチャン ディオールのベル ドゥ ジュールは
どうなのでしょうか!?
調香師の言葉
デザートのように味わえそうな、
ディオール パフューマー クリエイター 「フランソワ・ドゥマシー」
ジューシーな洋梨の香りがとても好きです。
ローズとほんのり香るウッドの側で、
神秘的な表情を保っています。
奔放でセクシー、
そして官能的な魅力を保つ女性を思わせる香りです。
香り
ネーミング
魅惑なウインク、奪われたキス。
ベル ドゥ ジュールは、誘惑的でセンシュアルなフレグランスです。
香りの個性
羨望の的、ベル ドゥ ジュールは、大胆で誘うような、親密で密やかなフレグランス。
纏うことで、抗えない魅力を味方につける香りです。
特徴
フルーティーなコンポジションが、
官能的な美しさを引き出す深いムスキーな調べによって和らぎます。
色調
太陽を浴びて熟した果実の黄色い色調。
香りのファミリー
フルーティー フローラル。
洋梨のデザートを彷彿とさせるベル ドゥ ジュールは、
フルーツ ノートの芳潤さに、ローズ アコードのみずみずしさ、
そしてウッドのベルベットのようななめらかさを重ね合わせた香りです。
香りの強さ
dior.com
指先に残る洋梨の甘い果汁のように、濃密な香り立ちが肌に長く漂い続けます。
さすがに「不倫映画」からインスパイアされた香りとは発表できないとは思いますが、
当たらずとも遠からずの感じもします。
もともと、ヒルガオの花言葉は、
「縁」、「絆」など深い関係性を示すものであったのですが、
ヒルガオが「つる性多年草の為、しつこく絡みつく」という性質と、
映画やドラマへのオマージュでが先行して、
「真昼の情事の象徴」というイメージが定着してしまったと思われます。
ベル ドゥ ジュールの表の顔は、
ローズと上品な甘さの洋ナシをパウダリーの香りに包みこんで、
品のある優雅な大人の女性を演出してくれるのですが、
裏の顔は、ミステリアスな香りで相手をひきこんで、
徐々に歯車を狂わせ、
そのまま堕落させてしまいそうな危険な香りです。
そして、この香りにひきこまれてしまったなら、
「それならそれでもいいかもしれない」と思って、
なんだか現実を逃避したくなってしまいそうな予感です。
MAISON CHRISTIAN DIOR 『BELLE DE JOUR』
ユニセックスの香りですが、どちらかというと女性におすすめの香りです。
容量&価格
40ml ¥12,650(税込)
125ml ¥28,600(税込)
250ml ¥40,150(税込)
取り扱い店舗
・ディオール パフューム&ビューティー ブティック(表参道ヒルズ)
・ディオール ビューティー 銀座(GINZA SIX)
・ディオール ビューティー日本橋タカシマヤ(東京)
・ディオール ビューティー 藤崎本店(仙台)
・ディオール ビューティー 大丸心斎橋店(大阪)
・ディオール ビューティー うめだ阪急(大阪)
・ディオール ビューティー 渋谷(渋谷パルコ)
・Dior.com(オンライン)
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